こんにちは!
株式会社givers 人材開発部の藤田です。
本日は「守・破・離」についてお話します。
守破離とは、まずは型を徹底的に「守る」ところからから始まります。これが守です。
その型を自分と照らし合わせて試行錯誤を繰り返し、研究し、自分に合った、より良い型をつくることにより既存の型を「破る」。これが破です。
最終的には最初に習った型、そして自分自身が造り出した型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。これが離です。
この「守破離」を私は新入社員によく聞かせます。
なぜかというと、まだ習得していない型を習得したつもりになってすぐに「破」もしくは「離」にいこうとしてしまう人が非常に多いからです。
そうなると、まず基礎に戻ることができなくなりますし、土台がもろいのですぐに崩れてしまいます。
基礎は基盤であり、土台のようなものです。
どんなに素晴らしい建物でも土台がしっかりしていないとすぐに崩壊してしまいますよね。
ではなぜ、すぐに「破」に行ってしまうのでしょうか?
スタッフは別に破りたいわけではないのです。
何か理由があるのかなと思って考えていると、あることに気づきました。
研修が終わり、現場研修が始まると、たくさんの先輩スタッフがいます。
そしてたくさんの「離」を見ることになります。
(または破の段階の人もいます)
ここで、まだまだ守を守らないといけない状態の新入社員は吸収しようと「破や離」を真似ます。
だからおかしくなるのではないかと思います。
ここのところに気づいた私はあることをお話するようにしました。
それは「上達するための4つのステップ」についてです。
当たり前にできるようになるまでに4つのステップを踏んでいくと言われています。
①無意識的無能(知らない状態)
②意識的無能(分かっているけど出来ない)
③意識的有能(意識している時は出来る状態)
④無意識的有能(当たり前に出来る状態)
新入社員はこの④の段階に早く行きたがります。
しかし、型がまだできていない②や③の状態ではすぐには④の状態にはいきません。
ここの部分を最初にしっかり認識してもらいましょう。
とくに、③から④すなわち、意識的有能から無意識的有能にいくまでには時間がかかります。
そうした共通の認識を現場の先輩スタッフや新入社員が持っていれば、逆に成長(上達)が速くなるのではないでしょうか?
是非、あなたの職場でも再度見直してみてください。
何かご意見やご感想があればお聞かせください(^^)
最後までご高覧頂きありがとうございました。
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株式会社givers 人材開発部 藤田一城
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