こんにちは!
株式会社givers 人材開発部の藤田です。
本日のテーマは「正解と解」についてです。
あなたはスタッフに考えることをさせていますか?
すぐに正解を出そうとしてあげたりしていませんか?
今は情報が多く、分からないことがあればすぐにググれば色々な答えが出てきます。
そのため、大変楽にはなりましたが、「考える事」が出来なくなっているというのは多くで知られていて、かつ深刻な問題ですよね。
(以前のブログでもお話しました)
「なぜそうなったのか?」
「この問題の本質、解決策、改善策は何か?」
ではなく、ただ「答えがそうだから」と深く考えることが出来なくなっているのだと思います。
今思えば、私が学生のときの勉強は暗記がほとんどでした。
ある書籍の文をシェアさせて頂きます。
本来勉強は、何か現状の問題に対しての、解決策や改善策を考え出すことが目的であり、
一つの「正解」を求めるのではなく、広い意味での「解」を導き出すことが大切です。
松下村塾でも、世界情勢を討論するのが基本的なスタイルだったと言われています。
なので、吉田松陰自身は脇役で、門下生に自発的に考えさせ、議論を重ね、知識を広げていくという教育方針でした。
しかし、私が思うこととして、本に書いてあることを鵜呑みにしてはいけないと思っています。
もちろん否定しているわけではないのですが、いったんは受け止めてから自分なりに考えるように努めています。
今後、考えてくださいと言ってもよく分からないという人が増えてくるのではないかと思います。
かといって、携帯で調べるのは禁止!とも言えませんよね(笑)
そして、すぐに正解を求めようとする人材が増えるのも確かなのではないかとも思えます。
失敗はしてはいけないものと思っている新入社員が年々多い気がします。
(許されない失敗もあるかもしれませんが・・・)
キャロル・デュエック(心理学の教授)
によると、
失敗は有用な情報を与え、自分が本気になった時に出来ることを知る機会を与えてくれるのだ
と、言っています。
こういったことも参考に、私が実践していることの一つとして、
許容範囲内であえて失敗させるというのが、私の中の「解」です。
失敗したら考えて再度チャレンジしてもらう。
出来なかったらまた考えて出来るまでチャレンジしてもらう。
考えて、やっと出来たというこの体験は本人にとったら大きな財産になります。
なので、研修生との会話は答えを言うより、
「どう思う?」
「どうしたら今より良くなる?」
「どうしたら今より出来る?」
と問いかけることが多いです。
答えを言うのは早いですし、簡単です。
しかし、研修生はすぐに忘れます。
ところが、質問すると、必ず人間はその質問にフォーカスする仕組みになっています。
あなたは昨日の朝ごはん何食べましたか?
考えましたよね?(笑)
これくらいだと簡単ですよね。
では、
自分の「存在意義」って何ですか?
と質問されたとしたら、さっきの朝食のようにはいきません。
「?」という空白が生まれます。
そして、その空白を埋めようとします。
頑張って埋めた自分の中の「分からない」という空白はそう容易く忘れるものではありません。
なので、研修プログラムも一方的な講義ではなく、自ら体験して考えてもらうような仕組みになっているので、成長スピードはただ研修を受けるよりグッと速いです。
好奇心を持ち、皆で討論する機会があなたの職場にはありますか??
何かご意見、ご感想があればお聞かせください(^^)
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株式会社givers 人材開発部 藤田一城
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