こんにちは!
株式会社givers 人材開発部の藤田です。
本日のテーマは「自責」についてです。
先日、とても素朴な質問を頂きました。
「スタッフが反抗的な態度をとったのですが、そのような時はどう対処していますか?」
確かに、反抗的な態度をとられると困りますよね。
(私は入社したてのときはよくそのような態度をとって困らせていました(-_-;))
事の発端を聞いたあとに私はこのように質問を投げかけました。
「なんで反抗的な態度とったんでしょうね?」
その方はしばらく眉間に皺を寄せながら考え、話してくれました。
内容としてはあるスタッフが患者さんの見送りをしっかりしていなかったのが原因だそうです。
カルテを書きながら「お気をつけて~」みたいな感じだったそうです。
そこでリーダーはみんなを集めて怒ったそうです。
「前から思ってたけど、なんで見送りちゃんとやらないの?あんなの見送りじゃないです。しっかり見送りしてください。」
と怒った口調でみんなの前で言ったそうです。
言われたスタッフは「そんなん勝手に決めないでくださいよ」と反抗的な態度をとってきたそうです。
さて、このやりとりであなたはどこがまずいと思いますか?
ちょっとしたケーススタディですね(^^)
あくまで私の見解になりますが、私が思うに、
「前から思ってたけど~」
これがまずかったのではないでしょうか?
スタッフからすれば「前からそう思ってたなら早く言ってくださいよ。今更なんですか?」
と私の想像ですが、そのスタッフは思ったのではないでしょうか?
皆さんも想像してみてください。
「前から思ってたんだけどさ、その○○直した方がいいよ。」
と言われて、「はい、分かりました」となりますか?
結構傷つきますよね。
今までこの人は私をこう見てたんだ・・・と。
そして今までの行いを全否定された気分になるかと思います。
反抗的な態度をとったのはこういった理由もあったのではないでしょうか?
(もちろん、現場を見たわけではないので他にも理由はあるはずです)
つまり、指摘するならその場が基本です。
少なくてもその日のうちにが鉄則です。
でなければ、「許されるんだ」と思ってしまいます。
そして、大勢の前で言わないこと。
これも大切です。
みんなの前で怒られると、恥をみんなの前でかかされたと認識し、完全に防御態勢に入ります。
そんな状態で話を素直に聞くわけがありません。
最初からその場で指摘していれば、リーダー自身も溜め込まずに済んだのです。
指摘された方ももちろん素直に聞かないといけませんが、上司なら聞く耳をしっかり持たせた状態で話すことが大切ですね。
こうゆう反抗的な態度をとるスタッフを正すためにはどうすればいいか?
これは相手が悪いということが前提になった質問だと思います。
本人だってほんとはそんな態度はとりたくないはずです。
(なめた態度であれば別です。)
対処法を考える前に、なぜそのような行動、言動になったのか?
これをしっかり自責で考えましょう。
自分に何か原因があったのかどうかを、まず最初に考えるのが上司・先輩なのではないでしょうか?
我々は水面上に現れている氷山の一角(出来事)しか見ていないことが多いです。
そこで判断してしまいますと、誤解が生じ、あなたの望む結果にはなかなか辿り着けません。
水面下にあり、見えない氷山(価値観や、意識、行動、メンタルモデル、構造・・・・・・)
(見えないレベル)
ここをしっかり理解するように努めることが大切です。
そして、あなた自身、あなたの行動や言動を見つめることが大切なのではないでしょうか?
どうでしたか??
何かご意見、ご感想があればお聞かせください(^^)
最後までご高覧頂きありがとうございます。
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